高校生のとき友達、先輩連中とよく繁華街のほうで遊んでいた。
その頃、つるんでた連中はヤンチャ坊で俺も調子のってた時期だった。
俺は参加しなかったが他の奴等は喧嘩なんか平気でふっかけちゃうような連中ばっかでした。
ある夜、いつも通りナンパしに街に繰り出しては見たものの、いい結果が出なかった。
「今日もダメだな~でも暇だな~」
といつものコンビニでぐーたらたむろしていたら三人組のギャルが
「すみませ~ん♪火貸して~」
と話しかけてきた。その後、2、30分話し込み1人の女の子が
「ね~花火やらない??」
と話を振ってきた!
「これはイケる!」
と踏んで俺達は大量の花火と酒を買って、コンビニから少し歩いたでかい公園に向かった。
公園につきみんなで宴を楽しんだ。
花火がなくなる寸前になると「花火を買いに行ってくる!」と女の子が1人で向かった。
俺等はベロンベロンになっていた。
しかし、その10分もしないうちに俺等の酔いは一気に冷める。
「そろそろ二次会がてらこいつの家に行かない?」
「いいよ♪ただゆみちゃんが友達連れてくるかもだから戻ってきてからにしよ♪人数合わないしさ(笑)」
内心「この子達イケるな~」と他の連中とニヤついていた。
その間もなく悲劇は起こるんだが…
耳に入ってきたのは可愛い声の「ただいま~♪」とかではなく大量のエンジン音。
しかも段々とこっちに近づいてくるではないか!
僕等は「〇〇先輩じゃね?」とか「来たら挨拶してすぐ行っちゃおう」とか話していた。
しかし、肝心なゆみちゃんが戻って来ない。女の子達に「ゆみちゃんに電話して」と言うと「え~きっともう着くよ~」と言い電話をしようとしない。
大量のエンジン音は…僕等の目の前で止まった。
その車とバイクの台数、人数はすぐには数えられないほどいたのを覚えてる。
しかもその中にいた知り合いなど、さっき知り合ったばっかのゆみちゃんしかいないじゃないか!
「あ、これ終わった」
そう思った。
結果、俺達先輩を含めた5人は何度気絶しても無理やり起こされまたボコボコの無限リンチをくらった。
最終的に駅に捨てられた。
最年長の先輩は「20代後半」と言う理由で真っ裸にされ、体に落書きされ、そして坊主にされ僕等と一緒に解放された。
駅で解放されるまでの車の中でも常に殴られてるなか助手席に乗ってるゆみちゃんが僕らに言った。
「これぐらいで済んで良かったね♪弱い奴ばっか狙ってるからこうなるんだよ~気を付けなよ(笑)」
それ以来僕等は外で夜遊びするのを一切辞めた。
先輩なんかはそれからしばらくその人達の一部にパシりに使われてたらしい…いつの間にか町を出ていった。
生きてて本当に良かった。
パッとしない話で申し訳ない。
『ヤマ(年齢25歳・♂)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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