電車に乗っていたとき、急に貧血になって足から力が抜けてしまった。
車内は満員だったのに「あなた、大丈夫!」っていろんな人の声が遠くでする。
「ここ、よかったらどうぞ」って席を譲ってもらったがそれでも全身が寒い。
「顔色、悪いよ」「次の駅で降ろそう」と周りがざわざわしてるのはわかる。
やっとの思いで駅のホームに担ぎ出されてベンチまで運んでもらった。
「ボク、駅員、呼んできます」「彼女の荷物はこれとこれです」と誰かの声がする。
女性の声で「スカート、おさえてるから大丈夫よ、楽にして」といわれてホッとした。
担架に乗せられて駅員室まで運ばれて救急車のご厄介。
意識は朦朧としてたけどたくさんの人が心配してくれたのはよくわかった。
朝の通勤時だったのに親切にしてもらって本当に嬉しかった。
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