俺が24才の頃の話し…
当時付き合ってた彼女がいて、彼女は高校の同級生で高1からずっと付き合ってた。
自慢になってしまうが、彼女は校内ですごく可愛くて、優しくて頭も良かった!
俺と付き合ってたのが不思議なくらいだった…
高校卒業して俺は就職し、彼女は進学した。
その頃には彼女が大学を卒業したら結婚しようと決め同棲もしてた。
が事件はやってきた。
俺が21才、彼女が大学3年の時に彼女から突然『好きな人ができた、だから結婚できない、別れてほしい…』って言われた。
突然だったので、俺は困惑しながら、別れたくないとずっと言ったのだが彼女は『もう新しい彼と体の関係まであるし…』とダメ押しされ、ついに俺は彼女と別れる決心し別れた。
かなりショックだったが、俺は前向き思考だったから、『あのクソ女まじムカつく、すぐに新しい彼女作ってやる』と思い奴の事は忘れる事にした。
そして彼女と別れて2年が経ち日々を充実に過ごしてた10月4日の事だった、
突然俺んちに別れた彼女の父親がやってきた!
付き合ってた頃は結構仲良かったので、余計に驚いたと同時に何しにきたんだよと思った…
父親は久々に話したいと思って訪ねてきたらしい。
その父親に『家で話すのもなんだから、どこか喫茶店行こうか』と言われ、言われるままに車に乗り込んだ。
そして喫茶店に行くと思いきや、なんと墓に連れてこられた。
なぜ?と思いつて父親に『うちの代々の墓を見ていってくれ』と案内されて、よく見ると、墓石に別れた憎き彼女の名前が彫られていた。
そして父親に『今日は娘の命日なんだ、ちょうど亡くなって一年が経った』といわれ、父親から彼女は病気だった事や、亡くなるまでの経緯を説明してくれた。
よくわからないけど彼女は成人T細胞白血病という病気だった。
そして彼女の父親から一通の手紙を預かり読んだ。
(一部省略)『大好きな翔也へ、本当は大好きで別れたくなかった、結婚したかったし、翔也の子供産んで何気ない日常生活を一緒に送りたかったんだ。でもね私、病気見つかったし治るか治らないからわかんないし、あなたに迷惑や辛い思いさせたくなかった…ゴメン、あとさ前嘘ついた。翔也以外に好きな人できたとか同棲ヤダったとか嘘だからネ。でもこういうでも言わなきゃ別れてくれないと思った…本当はずっと同棲したかったずっと好きだった、だって一番最初の彼氏だもの。ただこの手紙が翔也の元に届いた頃には私は死んでるのかな?いつまでも大好きだからね』
読んだ瞬間彼女の墓石の前で俺は思いっきり泣き崩れ泣いた。
父親になだめられてもずっと泣いた。
本気で泣いたの初めてだった。
そのご彼女の実家に行って彼女の部屋に案内された。
何回も行ったことのある部屋で妙になつかしく、周りを見渡すと、俺との思い出の写真や、俺がプレゼントした物とか二人の思い出が沢山出てきた。
そこでもまた、俺宛の手紙もいくつかあり、俺はまた大泣きした、
彼女のベッドに座り込んでずっと泣いてた。
なんでアイツ、俺に病気の事話してくれなかったんだ?なぜ何も教えてくれなかったんだ?と思い、彼女の闘病生活にきがつきもせず、俺はなにやってたんだと悔しくてたまらなかった。
あとは彼女のいない部屋で一晩だけ過ごし、翌日墓参りに行ってきた。
俺が語るのはここまで。
最後まで読んでくれた人ありがとうございました。
『名無し(年齢–歳・♂)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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