うちも親が共働きで、ずっとおばあちゃんが俺と弟の面倒を見てくれていた。
小さな頃、知恵遅れ気味だった弟に一生懸命、漢字や計算問題を何度も何度も根気よく教えていた。
弟は今、大学で数学を勉強している。
足が悪いのに、下宿先へ新幹線を乗り継いで身の回りの世話をしにきてくれたおばあちゃん。
スーパーで買い物したり、畳を拭いたりしてくれた。
おばあちゃんが亡くなった日、俺は生まれて初めて人前で泣いた。
お通夜の夜、弟と2人でおばあちゃんしか作れなかった料理のことを話しながら、また泣いた。
今から、墓参りに行ってきます。
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