小学校の頃の話。
小学校の時は身体が小さくよくいじられていた。
たまにいじめられたり必要以上にいじられたりと、友達からの扱いは完全に年下と接するようだった。
そんなある日、授業参観があり親父が来た。
昔はヤンキーというかけっこう不良物のドラマが流行っていたからだろう。
けっこう見た目はガラが悪い。でも俺や兄弟にはとても優しくしてくれた。
うちの家は家系が複雑で母方が一度離婚しており兄と姉は父親が違った。
でも自分の子供の様に可愛がっていたし、虐待なんてもってのほかだった。
「強きを挫き弱きを助ける」
本当にこの言葉がぴったりの親父だと思う。
話がずれましたが、授業参観で俺がいつもの様に友達からいじられていた。
授業参観が終わり、家に帰る途中の車の中で「負けんなよ、強くなれ」と言われた。
本当にその一言だけだった。
不思議なもので、それからは嫌なことははっきりと嫌と言える様になった。
前までは友達に嫌われるのが怖くてそんなことが言えなかった。
しかし、はっきり言うようになってからは友達とは対等な立場で話せるようになった。
いまは離婚して母方のほうにいるけど親父は卒業式、入学式、体育祭等仕事を休んでまで来てくれる。
ようやく18歳近くなり親父の愛をわかるようになった。
本当に立派な親父だと思う。
親父の背中を見て育つにしては俺にはすこし立派すぎる背中を見て育っている気がする。
俺も将来こんな親父になれたらいいな。
ただの自慢話みたいですが本当に自慢の親父です。
『オヤジ(年齢17歳・♂)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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