近所で交通事故がおき、血まみれの男が倒れている夢を見た。
その夢が覚めると、金縛りになり、床から子供の頭と思われる頭蓋骨が3つ現れ、耳が痛くなるほどの笑い声が聞こえた。
それが多重夢となって続き、目覚めたら朝日が昇りはじめていた。
その時、やっぱり夢だったと思い、ホッとした。
しかしその3日後、夢で見た場所で死亡事故がおきた。
亡くなったのは、近所に住んでいた父の同僚だった。
そのおじさんには2人の男の子がいたが、数ヵ月後に一人は精神に異常をきたして刃物を振り回したため、警察が来た。
そして帰宅して数日後、その子は亡くなった。
原因不明の突然死だった。
その後、程なくして、もう一人の子も精神に異常をきたし、入院することとなった。
しばらく後に、その子の母親から聞いたが、以前に子供をおろしたことがあったらしい。
要するに子供は3人いた訳だ。
私は忘れかけていたあの夢のことを思い出し、背筋が凍る思いがした。
母の話によると、私が他人の死を言い当てたのはこれが最初ではないらしい。
私が幼い頃、やはり同じように隣家の住人の交通事故を言い当て、近所から気味悪がられて引っ越すこととなったそうだ。
そういえば、小さい時によく「思っても話してはダメよ」と母に言われた記憶がある。
それ以来、夢で見た死者の顔が、瞼に焼き付いて離れない。
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