公園の大木を背もたれにして、僕は由香と愛し合っていました。
由香は僕にされるがままで、僕は彼女の口を大きく開けさせ、彼女の舌を根元からニュヌゥ~プッっと先っぽまで吸い上げ、また先っぽから根元までヌゥミュ~ッと、舌に絡みついている唾液を全て吸い取るようにキスを繰り返していました。
そんなキスをしながら、互いの手は敏感なところをまさぐり合っていたので、口から漏れる吐息と熱い鼻息、アゴから服や地面にしたたる混ざり合った唾液で、大木の一辺は卑猥な音で満ちていました。
しばらく愛を確かめ合い、ほてった感じで隣にあったベンチに腰掛けるや否や!ガシャガシャシャ~っという音が聞こえて来ました!
それは、自転車の音で、中学生くらいと思われる4、5人が僕らの座っているベンチの直前までやって来て、カゴから何かを取り出し、ライターで火をつけ始めました。
バチバチバチ~っと火花が飛び散り、なんと花火を始めたのです。
彼らは会話もせず、それから1、2分がたちました。
僕はハッとし、たぶん、僕らの愛し合ってるところをずっと見ていて、何かを伝えたくて目前までやって来たのだと気づきました!!
何とも複雑な気持ちになり、僕は「行こか?」と言って由香の手を取り、その場を足早にあとにしました。
神野こうじさん(男性)よりの投稿
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