犬が死んだ。
朝、俺が仕事行く時は、元気に尻尾ふりながら、近づいてきたのに。
遅刻しそうで時間なかったからいつもみたいに頭や体、グシャグシャって撫でたのかどぉかもおぼえてない。
朝飯の卵焼きを一口食わしてやった事しかおぼえてない。
そんなんが最後かよ。
急すぎて、死んだって聞いた瞬間意味不明。
ことばもぉ、腹をなでなでできへんのやな。
膝枕してやるのも、顔じゅう舐められて起こされる事もないんやな。
ペットが死んで生活や精神状態におっきな支障が出る人とか、今までよくわからへんかった。
そこまでペットに感情移入できへんって考え。
けど、お前に死なれて初めてわかったわ。
切ないし、むなしいし、悔しいし、涙出るし。
死んだその日にこんなん言うのアレやけど、また犬飼いたい。
つぅか飼う。
こんな悲しいのに、そぉやって思えるの、お前のおかげ。
家庭内でほんま嫌になる事ばっか続いて、皆がまいっとる時、家族皆がお前に癒されました。
お前が家に来てなかったら、今ごろ家族バラバラなっとるかもなぁって思うわ。
俺が精神的にも金銭的にも追い詰められとる時、お前がいつもみたいに尻尾ふりながら近づいて来て、いつもみたいにお前をなでたら、なんか知らんけど涙出そうなって、その後、絶望的な気分が少しマシになってた。
短かったけど、俺や家族にお前がくれたものは、本当に大きい。
こんな事を書いても人間違うし、死んでしまっとるお前にはわからへんやろぉけど、ほんまにありがとうな。
コメントを残す