私が幼い頃に両親が離婚して、今は母親と2人暮らし。
母が1週間に1度取れる休みの日だった。
しかしその日は高校見学で、午前中は高校に、そして午後は友人と突然決めた遊びの約束。
帰りは7時頃になった。
テーブルには冷めた野菜炒めがあって、母はそれに口をつけず、私の帰りを待っていてくれた。
普段仕事のある日は朝と夜しか顔を合わせる事が無いので、 休みの日はできるだけ一緒にいようと決意した矢先、母に少なからずも寂しい思いをさせてしまった。
2人でその野菜炒め、ご飯、味噌汁を食べながらその日にあった出来事を話していると、泣きそうになってしまった。
我慢して我慢して、必死に涙を堪え、面白おかしく喋った。
夕飯を食べ終えた後も、いつもの自分でいることができた。
自分が泣いている姿を母に見せずに済んだ。
つい最近の、よくあることだけど一生忘れないと思える、冷たいけど美味しい野菜炒めだった。
私立の高校に行きたいなんてわがまま言ってごめんね、今までも散々わがまま言ってきたのに。
大人になったらいっぱい働いて、絶対親孝行するから。
これ打ってる途中で泣いてしまった。
長文失礼致しました
コメントを残す