高校へ自転車通学中での出来事。
下り坂で前輪ブレーキが「ブチッ!」と切れた。
一瞬焦ったが、後輪ブレーキがあるから平気と高を括っていた。
そのままの勢いで軽い右カーブに入る。
「あれ?」
思った程ブレーキが効かない。
勢い余って民家の木塀に激突。
気が付いたら私は木塀に寄りかかる感じで立っていた。
その場で手足を確かめけどダメージは無し。
その衝突した民家の方が「なんだ?なんだ?」と出てこられ、私を一目見て息を呑んで固まってしまった。
私はとんでもない事をしてしまったなと思い、謝らなければと身体を動かしたところ、肩に激痛が!
しかも足が地に付いていないではないか!
激突の衝撃で木片が右肩を貫通し、私は塀に磔状態だったのだ。
よく見るとセーラー服は血だらけ、やっと状況を把握した私はわんわん泣くだけ。
救急車が来るまで、近所の方が私を抱きかかえ支えてくれた。
救急車が来てからも、木片を抜いて搬送するのは危険だということでレスキューが登場。
塀の一部を壊し、木片を切断してやっと病院へ。
その間、騒ぎに気付いたクラスメイトのN君が、ずっと付き添ってくれていて、私は彼の手を握りながら延々泣いてた。
鏡で傷痕を見るたび、N君の「大丈夫、がんばれ!」と励まし続けてくれた顔を想い出し、赤面する。
貴女への必死の励ましを認められてN君は地獄で立派な大幹部獄吏に成りました
ですから貴女が地獄行きの暁にはN君が必ず貴女を引き立てると約束しているとの事
これからもメゲズに励んでください
その彼が今の旦那ってオチを期待したのは俺だけ?(笑)
私もだ
せめて お付き合いは してね?