俺前一人暮らししてたんだけど、そのアパートに引っ越したときからなんかおかしかったんだよな。
普通の1DKの部屋なんだけど、夜電気消すじゃない。
するとなんか台所の方がぼんやり明るいのさ。
外の明かりが入り込んでんのかなって思ってた。
そんな寝れない程まぶしくないからほっといたんだな。
で、なんかそのぼんやり明るい光が日増しに明かりを増してきてんのよ。
起きるのめんどくせぇから無視してたんだけどさ。
で、その日がやってきた。
夜になって、眠くなってきたから電気消した訳だ。
そしたら部屋が暗くなって無いのよ。
ぼんやり明るいんだな。
なんだこりゃ!って思ったときにはすでにおそし。
電球の下に人の形のゆらゆらした、ぼんやり明るい変なもんが立ってた。
ぎゃーって言いながら裸足で外に飛び出て、コンビニまで走った。
人のいるところまでいかないと不安でしかたなかった。
最終的にどうなったかっつうと、大家を部屋に呼んで泊まらせた。
やっぱりあいつ出て、ものすげぇびびってた。
でもこの部屋で死んだ人間はいないと言う。
俺は次の日大家に手伝ってもらって引っ越しした。
もしかしたら、表に出てない事件があの部屋であったのかもしれない。
大家と付き合うことになったきっかけです
ばけらった
優しい大家だな