中学生の時、友人から聞いた話です。
ある日、友人の祖母が何かのおみやげにガラスケース入りの日本人形をくれたそうです。
その人形は40cmくらいの大きさでおかっぱの髪で黒い着物を着ていました。
その人形を置いてある部屋の隣には子供部屋があり、みんな遊んでいます。
ある日友人がその人形を見ると子供部屋側の人形の耳が大きくなっていました。(!)
顔も微妙に歪んでしました。しかし、大雑把な友人一家は気にしませんでした。(!!)
またある日、友人の祖母が人形をおみやげに買ってきました。
今度の人形は小さめでケースがなかったのでその人形と一緒のケースに入れました。
すると黒い着物を着た人形が新しい人形の首を絞めるように少しずつ両手が上がってきています。
このままでは新しい人形が可哀想なので別々にしました。
すると少しずつ手は元の場所に戻っていきました。
・・・その話を聞いた日
私「こえー!まだあるの?その人形」
友人「有るよ。見に来る?」
・・・と言うわけで学校の帰りにその友人の家に寄りました。
で、見てみると・・・片方の耳デカっ!っつーか怖っ!!
友人曰く
「最初はもっと可愛い顔してたんだけどね」
私「っつーか、お寺に持っていくとかなんかしろよ!!」
友人「うん。そろそろそうしようかと思ってんねん。」
その後、その人形は夜遅く帰った友人の父を玄関で出迎えてくれたり、ガラスケースから時々居なくなっては帰ってきたりしたそうです。
しばらくしてやはりお払いに持っていったそうです。
読み返してみると全然怖くありませんが実際見た時は洒落にならんくらい怖かったです。
あぁぁ不気味ちゃんだ