北大旧教養部の南の部分はどうも怖い
20年以上前、卒論を教養部の研究室でやった。
提出期限がせまると夜遅くまで残っていた。
夜中にもう帰ろうとおもって、そのトイレに入った。
もちろん明かりつけて。
我慢していた小の方をたして、手を洗って明かりを消してかえろ、と思ったとき。
入ったときまったく気がつかなかったんだが、一つの個室のドアが閉まっていた。
そのドアの下の隙間から、けっこう長い黒い髪の毛の束が外に出ていた。
その髪は湿っていて床にはりついていたが、ゆっくりと個室の中にずるずるとひっこんでいるようにみえた(この点は記憶あいまい:見て動揺したので)。
トイレに入ったときには明かりは消えていたはず、そんな髪の毛もなかったはず、明かりを消して(たぶん、あまり記憶なし)、あわててトイレを飛び出して足をもつらせながらその前の階段を駆け下りて、建物をでた。
冬だったので寒かったけど、じっとりと汗をかいて下宿に戻ったときは気分がわるかった。
夜遅くにあのトイレにはいくなよ。
小動物を身間違えたとかは考えにくいか?
どの県にある大学なの!?
まさか北九州大学ではなかろう。
Dashで行ってお毛々を踏な〜!