もう10年ぐらい前かな。
日頃から金縛りにはよくあってたんだけど、その夜のはいつものと全然違いました。
なんというか密度が濃いとでも言おうか、体中が暑くなって、敷布団と一体化しそうなぐらい強い圧力を感じました。
ふと目を開けると靴の裏が見える。
しかもフラフラとゆれてました。
ちょうど首をつった人を下から見上げてるような。
「げー!」
と思って金縛りを解こうと必死にもがいてました。
やっとなんとか解けたんですが、勢いで仰向けから枕に突っ伏す横向き状態になりました。
恐る恐る見上げてみると…
まだいました。
男の人が天井?からぶら下がって揺れてました。
闇にまぎれて顔や服装とかはよくわかんなかったんですが、靴の裏だけははっきり覚えています。
大き目の茶色の革のトレッキングシューズで、少し土とかついたりして汚れていました。
「うわっ!」
と声をあげた私は、そのまま枕に顔を突っ込んで寝ちまいましたとさ。
寝るな(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)
首吊りだとしたら、何故部屋ん中なのに靴履いてんだろーね?