まだ厨房の頃ですた。
夜中、金縛りにあったんです。
身動きとれない中で、気がついたんですが部屋が明るいんですね。
で、部屋の外に誰かが立っている。
そして、ものすごい怒りと憎しみを感じました。
どうやら、子供みたいなのです。黄色い服を着た女の子でした。
その子の発するどす黒い憎しみが、すごく怖かったのです。
で、金縛りが解け、部屋を見回すと暗いだけだし、当然部屋の外には誰もいないし心細くなって、寝ぼけた頭でもうろうとしながら、向かいにある両親の部屋にいったんです。
そしたら、暗闇の中で両親が慌てふためく感じと、母の生足が見えた気がしました。
その時はピンとはこなかったんですが、何となく「ナニ?」と詰問調の母の声にいけない場に出くわした気がして、「ごめん。コワイ夢見ただけ。なんでもない」 と扉を閉めました。
その時はまだ全然結びつかなかったんですが、次の日、祖母に「両親の部屋にはいる時は先ずノックをしなさい」と怒られました。
それで「ああ。そうか」と思いました。
両親には中絶した子供がいて、本当は私と妹の間にもう一人いたはずなんです。
母の身体が持たなくて断念したそうです。
私を生んだあと身体がしっかりしていなかったからなのかも。
祖母は「父が我慢出来ないからそういうことになった」と、怒っていました。
金縛りの最中に出くわした子供は、生まれることなかった妹で、両親の行為に怒っていたのかもしれないと思いました。
コメントを残す