爺さんが入院したときのこと。
病院から状態が悪化したとの連絡で親戚たちが続々集まっていたときに、血圧か何かのモニターからアラーム音が。
しかもだんだん大きくなってるし、切迫した感じの音に変わってきた。
おばちゃんたちはナースコールしたり、廊下に飛び出して看護師さん呼びに行くやら、爺さんの肩にすがって鳴き始めるやら、取り乱しまくり。
「あぁ、じいちゃんとうとういくのか。」
と、漏れも爺さんの手を握って涙ぐんだりしていた。
血相変えて飛んできた主治医と看護師数人が、そこらの装置を点検して不審顔で首をひねったりしている割には、手当てらしい手当てをする様子も無い。
警報音は最大音量と思われる状態でなりっぱなし。
ほぼ全員が当惑して顔を見合わせているところに、売店から連れ戻されたママン登場。
「あら、目覚ましなってるわ。」
ママンが泊り込みの付き添いの用意で持って来た目覚まし時計が鳴っていたのでした。
大騒ぎしただけに、撤収するときの気まずいこと気まずいことw
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