新入社員は私を含め8人いた。
私は、入社1ヵ月で、暗くて会話も盛り上がらなくて何考えてるかわからないと言われ、いじめられた。
男性社員はあからさまに私を避け、女性社員はどうせあなたに色気なんかないわよね?という風に会話を避けた。
この頃から、私の復讐は始まった。
入社から1年半後、私は、入籍した。
社内は、「こんな子が?」という雰囲気でざわついた。
私より年上の人が大半、また独身が90%を占めていたから、嫉妬の目を痛いほど感じた。
自慢になるが、もともと化粧映えする顔だったから結婚を期に決してケバくないような美人メイクを学んだ。
服は、154cm38kgという小柄&華奢な体型を活かし、パーソナルカラーの診断を参考に、モデルのように着こなしてやった。
痩せれば、どんな服も映える。
結婚後、半年が経つ頃、私は、客から社内一番の美人と言われるようになり、キラキラと輝く結婚指輪をつけながらも多くの客に他の社員の前で口説かれた。
さらに数ヶ月後、若くて美人な人しか行けない部署に異動となり、私は、終礼時に、皆の前に立たされた。
慣習で、花束と菓子折りを同僚からもらったが、その顔はひきつっていた。
何も知らない社長は、「こんな美人な方に働いてもらい、感謝している」と言った。
社内は、静かだった。
ロッカーの中を片付け、帰る時。
ある同僚が「どうしてそんなに変わったの?整形なんでしょ?」と言った。
私が異動になった部署に行くだろうと言われていた子だった。
私は、「あなたの方がいいに決まっているのに、本当、どうしてかな?」とバッチリメイクを向けて微笑んだ。
彼女は、歪んだ顔をしていた。
『ゆう(年齢25歳・♀)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
両者勝ち負けはともかく 性格悪そう