結婚したその次の年の正月に、縁遠くなっていた父方の祖母の家に行った。
おばあちゃんに会ったのはおじいちゃんの葬式以来だったので6~7年振り。
すっかり小さくなってしまったおばあちゃんは私と夫の為にとお酒の後に白飯と塩鮭を焼いてくれて、それがとても美味しかった。
それから2ヵ月後に老衰で亡くなったんだけど、その時親戚のおばちゃんから「おばあちゃんは、○○ちゃん(私)が来るのをほんとに楽しみにしてたんだよ。台所もピカピカに磨いて待っていたよ」って。
そういえば台所に立った時に流しとかレンジ台がピカピカ光ってるなぁ…と感心してたんだけど、立ち上がるのも苦労のおばあちゃんがそこまでして待っていてくれたなんて思わなくて棺桶のおばあちゃんの顔を見てボロボロ泣いてしまった。
小さい頃はおばあちゃんが大好きでよく遊びに行ったけど思春期以降は数えるほどしか会っていなかった。
今更だけどもっと遊びに行っておけばよかったと思います。
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