この話は僕が中学生のときの話です。
僕は近所のお兄さんがきっかけで小学生のころからバスケットをやっていました。
「中学でもバスケ部に入るんだ~」と話した僕にお兄さんは
「そうか!じゃあお前が中学でスタメン取ったら皮のボール買ってやる!」と約束してくれた。
しかし、僕が小学校を卒業する少し前からいつもいる場所にお兄さんの姿は見なくなり、お兄さんのお母さんと僕の母さんの会話を聞いても当時は理解できなかったがいまはわかる。蒸発。
中学に入学し勿論バスケ部に入った。
だが二年に上がる前に部員達と合わなく退部。悪い友人と遊ぶようになり帰らない日が続いた。
バスケなんか気にもかけてなかった…
すると予想していなかった事が起きた。帰宅すると管理人さんに呼び止められた。
「でかいバイク乗った人が来てあなたに渡してくれって頼まれたのよ」
と言われ渡されたのは茶色の皮のボールだった。
手紙が添えてあり目を通した。
「俺のこと覚えてる?」とか「スタメンは取れそうか?とゆうかもう取ったか?」などいろいろ書いてありました。
「俺何やってんだろ…」
と、そのまま体育館に走り監督やみんなに土下座しまくってバスケ部に戻りました。
復帰を果たし少ししてスタメンに選ばれ初めて触った「約束のボール」はバスケをより楽しくさせてくれた。
高校でも使い続けたボールも限界に近づき新しいのを買ったが、家であのボールを触らない日はないです。
いまでもバスケを楽しめてます!!
『無名(年齢19歳・♂)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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