これは数年前、まだ私が十代後半の頃のお話。
私には4つ歳の離れた姉がいるのですが・・・
その彼氏が、ある日一人でうちにやって来て、有名なお店の笹団子を持って来てくれた時がありました。
私は寝ていたかで出くわす事がなく、家にいた姉だったか、母だったかがそれを受け取りました。
事情を聞き、棚に置かれた笹団子をむさぼった後、私はおもむろに廊下に出ました。
居間から廊下に出ると、すぐ右側に玄関があります。
その廊下の中心に立った時 見えたんです。
こちらを向いて玄関内に立つ。男の人の足が。
のれんがあったので、腰から下しか見えなかったんですが・・・その1秒にも満たない一瞬で消えてしまった光景が脳裏にこびりつき、鮮明に思い出せるのです。
薄い青色のジーンズに、古けたスニーカー。
後で姉に確認したら、ピッタリ合ってました。
おそらく、緊張し過ぎた為に・・玄関に強い念が焼きついてしまったんでしょう。
それ以後、見る事はありませんでしたが・・時と場合によっては、恨みなどの感情でなくても、生き霊のようにその場所に想いが残ってしまうんだなと、実感できる体験でした。
『黒猫(年齢24歳・♀)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
What litraebing knowledge. Give me liberty or give me death.