高校の頃、「他のクラブ活動1日体験」という企画を考え、まず初めに級友が部長をやってる化学実験部に行くことに。
友人は、「面白くて素人でも簡単な実験」ということで、本人が「黒色火薬」をやり、後輩達には「炭素の蛇ニョロニョロ」をやらせることに。
「炭素の蛇ニョロニョロ」は、ビーカーに入れた砂糖に硫酸を注ぐと煙を噴いて炭素化し、モコモコニョロニョロ出てくるもの。「蛇花火」に似ている。
まずそれをやった。
その次に黒色火薬を作り火をつける。
しかし燃えがいまいちなので、量を増やし配合をかえてやってみる。
さらに、「黒色火薬火山を作ろう」と、大量に黒色火薬をつくり、またアルミやマグネシウム粉、ホウ酸など
花火を発色させる時に使う薬品をいろいろ入れて実験。
その間、先ほどの後輩達は、「炭素の蛇ニョロニョロ」を量を増やしてやったり、硫酸を塩酸に変えたり、混ぜ物をして遊んでいた。
すると突然、「うう…!」と一人が倒れそうになる。
「?」と振り向いた我々も「うう!…ゲホッ!」
呼吸困難になる。換気扇を回すのを忘れていた。
さらに様々な薬品を大量に反応・燃焼させたので部屋はヤバイ煙で充満していたらしい。
みんな慌ててよろけながら部屋を出て、朦朧として15分ぐらい廊下で倒れていた。
やばいな。