つきあってた男にふられた時、後輩と2人でやけ酒飲んで、そのまま後輩の家へ。
わめいていたからのど乾いちゃって、冷蔵庫開けたら、飲み物って牛乳しか入ってないの。
「先輩、ミルクおいしいですよ」と彼女が言って、お鍋であっためてくれた。彼女は気を使ってくれて「北海道のミルクはおいしかったなあ」とか「子供の時は熱だしたら、いつもホットミルクでしたよ」とか、どうでもいいことを饒舌におしゃべり。
私はそれを聞いているうちになんだか悲しくなって、とうとう声あげて泣いちゃった。
そしたら彼女が「なんか悪いこと言いました?」って取り乱しておろおろしちゃって‥。それがおかしくって結局2人で大笑いしてしまった。
彼女が春に結婚するって聞いて、思い出した話です。どこかに書きたくてここに書かせてもらいました。
今夜は、ホットミルクを飲んで寝ることにしましょう。
ホットミルク
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