昭和四十九年の話て゛す。私は中学二年でした。
その年の新年、暮れから入院していた女子生徒が亡くなり、クラス全員が葬式に出席しました。
式が終わって数日たった後、担任の男性教師がこんな話を、教室でしました。
・・僕がクラスを受け持つ度たびに、女子生徒が死ぬ。今回もまた死んだ。僕は、 恨みを受けているのかもしれない。というのは・・・
以下は教師が語った内容です。
・・・僕は、教育大学の学生だった頃、知り合いに誘われて、屠蓄場でアルバイトをしたことがある。その頃は、まだ屠蓄の方法が確立されていなかったので、ハンマーを手に、随分むごたらしい殺し方をしたものだ。
小さな兎なども逃げ回るのを追い回すして、潰して殺した。コンクリートの床が流れ出た血で、真っ赤だった。・・・
その教師とは、十数年前に同窓会で会いました。
今はどうされているのでしょうか。
コメントを残す