くねくね、福岡のばあちゃん家で小学生のとき見た
蒸し暑い夏で田んぼの向こうで白いのがくねくねしてた
出かけ先から帰って車から降りたときに見えたんだ
「あんまり近付かんとき」
ばあちゃんはそう言って家に入っていった
親はなんやろねと言ってばあちゃんに続いた
俺はしばらく眺めてたけど、怖いとは感じんかったな
なんだか嬉しそうだった
くねくねって神様みたいなもんじゃないかな
もしくは先祖の霊
くねくねが見えるのって、決まって晴天だろ?
そして田んぼとか畑だ
今は近代化によって肥えた土地が少なくなってる
それで、作物の豊作を祝って踊っていた昔の人たちの霊が集まって人のカタチをとって恵みに感謝してんじゃないかってね
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