最近やっと気持ちが落ち着いたので書かせてもらう。
スレチかもしれないが個人的に洒落にならなかったのでここに書く。
今年の年始にあった能登大震災に関わる話。
2月の初めだったかな。
友人3人とファミレスのテーブル席で昼飯を食ってた時、隣の席でチー牛2人が話をしていた。
俺達はテーブル挟んで2人ずつ真向かいに座っていて、俺は奴らの席の側に座っていたから、話の内容が聞こえてきたんだ。
断片的ながら話の要点を摘むと以下の通り
・連中は2月の三連休に旅行する計画を立てていた。
・彼らの他に何人か仲間を呼んでいたようだが、そのうちの1人が来れなくなった
・理由は、その1人は医療関係に勤めていて、震災の救援活動に駆り出されることになったから。
・仮病や家庭の急用も提案したが、旅行の数日前から週単位で行かされるため不可能だった。
そのあとはクソだのゴミだの、聞くに堪えない悪口を吐き合っていた。
震災の悪口ならいくらでも理解できるが、コイツらが悪口を言っていた対象は、その友人が働いている病院だった。
俺はというと、交際している彼女の実家(母方)が北陸で結構大きな旅館を経営していて、此度の地震で結構な被害を受けていた。
死者こそ出なかったが、旅館の建物はヒビや崩落などかなりのダメージを受けたそうだ。
被災された方々は家もなく、電気水道ガスも覚束ない。
皆辛い中で支え合っているのに、こいつらは自分の遊びのことしか考えていない。
自己中な悪口の応酬に不快感を感じていたが、そのうちチー牛共は信じられない暴言で盛り上がり始めた。
「病院のしめつける攻撃!従業員のストレスがぐーんと上がった!ww」
「病院は被災地にゴマをすった!従業員の自由時間ががくっと下がった!ww」
と、ポケモンの字幕風にふざけだしたんだ。
流石に我慢がならず、後ろを振り返って
「おい、お前らいい加減にしろよ」
と注意した。
興奮気味だったので詳細は覚えてないが、
「お前らみたいなのに観光地に来られても迷惑」
「下らん遊びの旅行など諦めて資格の勉強でもしろ」
みたいな説教を3,4言い放った。
バツが悪かったのか、2人はビビったような表情をして静かにしていた。
だが1分ほどすると2人は席を立った。
そして俺達の席の横を通る瞬間、
「クッソ」
「キンモww」
と聞こえよがしな声で発した。
「あ?オメェ!」
と語気を強めて(とはいっても周りに目立つような大声ではなく)立ち上がったが友人達に制止された。
チー牛達はニヤついた目で俺を睨みつけるとそそくさと会計を済ませて去っていった。
あのニヤついた目と声が記憶に残ってしまい、おかげで2月3月はずっとムシャクシャしていた。
最近はようやく治まってきたが、たとえ訴えられようとも、あの時友人の制止を振り切って一発殴っておけば良かったといまだに後悔している。
2011年の東日本大震災の時、ネットニュースの読者投稿で
「震災で亡くなった人の数で博打をする奴」
「震災前日に東北の金融から金を借りとけば良かったと後悔する奴」
など、震災をダシにひどいことをする周りの人間の目撃談・体験談を見たが、当時は
「こんな大災害なのにそんな非道な奴がいるはずない。記事に取り上げられようと話を盛ったんだ」
と思っていた。
だが実際にそんな非道な奴がいることを、自身で実体験することになるとは思わなかった。
あの二人組のみならず、こういう自分本位な連中が社会的に潰されてくれることを切に願う。
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