地元の駅のホーム。
早朝から高校生が通学で利用し、ホームは高校生であふれていた。
そんな中に年齢が80くらいのおばあちゃんが一人立っていた。
珍しいなあと思い、おばあちゃんを見ているとホームと逆方向にトコトコと歩きだした。
ん?何をするのかな?
するとテーブルの上にある箱を手に取った。
そして、おばあちゃんはその箱を顔に近付け、
「あー」
と何度が声を出し、去っていった。
ん???
気になる。
なぜあの箱に
「あー」
と言っていたのか。
私はその真相が知りたくて、その箱に近寄ってみた。
「なるほど!」
それからの一日、この出来事を思い出しては笑いが止まらないことになる。
その箱に書いてあったこと。
「あなたの声を聞かせてください」
今でも駅に行くとその事を思い出す。
笑。
-END-
『九州男児(年齢不明・♂)』さんからの投稿です
ありがとうございます。
ぼぼも、あー