0638おさかなくわえた名無しさん2021/06/18(金) 18:57:23.14ID:tx2uVVQx
5歳の夏、昼寝をしてたら7歳年上の姉が使ってる机の椅子に座りグルグル回って遊んでた妹(年子)が椅子ごと倒れてきて下敷きになった。
ちょうど右腕に妹の全体重がかかるみたいな感じでクッションになり妹は無事だが、右腕は凄まじい痛さで明らかにヤバい事になってきた。
私の泣き叫ぶ中、4歳の妹は何故か私を見てバカ笑いしてた。
1階で内職してた母が泣き声に気付き2階にやってきたら
右腕を抱えて「痛いいい!うぎゃあああ!痛いいい!」と泣き叫ぶ私と
「ざまあみろwww」私を指差しバカ笑いする妹。
母はとりあえず慌てて私と妹を近所の医者に連れてったが、すぐに帰れると思ったのか慌ててたせいか姉の事をすっかり忘れてた。
右腕はバッキリ折れていて、近所の医者で「うちじゃ無理無理」と言われ、総合病院まで行く羽目に。
「痛いいい!痛いいいい!」
泣き叫びながらバス通りを歩く私。
「うるさい黙れ!」
とひっぱたく母。
「ざまあみろwざまあみろwww」
と満面の笑顔の妹。
変な形と色になった私の右腕。
怪訝な表情で通りすぎる同じ幼稚園の子と心配してるような引いてるようなお母さん。
この時点で既に修羅場だが、
学校から帰ってきたら鍵が開かない、誰もいないで放置された姉も修羅場だったそうだ。
(事情が分からぬまま一時間半くらい家の前で待ってたら、腕吊って泣きべそかいてる私と満面の笑顔の妹、顔がひきつってる母が帰ってきて、何があったんだと姉もパニック)
夏にギブス付けられて暑いわ、重いわ、痒いわ、地獄だったが、思えばこれはまだ地獄の一丁目だった。
父が帰ってきて私の右腕を見て驚き、何があったか父に説明させられた。
私は包み隠さず話したが、【椅子で遊ぶな】という姉と父の言いつけを破り、私に怪我をさせたうえ
説明中も「ざまあみろwww」と笑った妹が拳骨くらった。
怒ると怖いが暴力を振るわない父に殴られ妹号泣。
私もつられて号泣。
母がとりなし父から妹へのお仕置きは拳骨一発で済んだ。
「今、手術をするか、数年後に手術をしてリハビリするか」って医者から言われ
両親が今、手術をする事にしたので私は入院することに。
父や母の友達やら親戚などが見舞いに来てくれたがその見舞いの品が私を更なる地獄へ導いた。
私がその頃大好きだったアニメの塗り絵を貰ったが右腕が使えない私は塗り絵で遊べない。
左手で塗れば何とかなるが、綺麗には塗れないのが確実で私は全快後の楽しみにしようとしたが、何故かその塗り絵は貰ったお菓子と共になくなった。
「きっとママが無くさないように仕舞ってくれたんだろう」
能天気な私はそう考えてた。
翌日、妹が姉と病院に来た。
「ねえちゃん、これ見て!」
と妹が手提げから出したのは塗るのを楽しみにしていたアニメの塗り絵!
しかも主人公の顔は紫色や緑に塗られていた!
「なんで!なんで妹が塗ってんの!?返して!元に戻してよ!私のだよ!元に戻せええ!ばかああああああ!」
泣き叫び暴れる私。
爆笑する妹、妹を叱りつけながら病室ら出す姉。
私を叱りビンタする母。
「静かにね」
とたしなめる同室の子のお母さんたち。
病室にかけつけ泣き叫ぶ私をめっちゃ叱る看護婦さん2人。
(今で言えばプリキュアの塗り絵を横取りされたうえ、ぐちゃぐちゃに塗られたようなものです
5歳女児がどれだけ逆上したか察してください)
その日から私は何か見舞いで貰うと
「どうせ妹の物になるからママか妹に渡して」
とせめてもの抵抗で言い
母は芝居めいた困り顔を作ってたが、私にバレたので堂々と妹に見舞いに貰ったお菓子やちょっとした玩具を渡してた。
隣のベッドの女の子が私に同情したのか折り紙の鶴ややっこさんなんかをくれた。
「ありがたい」と思う反面、右腕が使えるその子や妹が妬ましかった。
妹が目の前で私が見舞いに貰った玩具で遊ぶのも苛立たしい。
例の塗り絵を妹がいちいち見せつけてくるのが鬱陶しい。
しかもそれで怒ればめっちゃ叱られるのが目に見えてる。
私は妹を無視して天井を見て1日過ごしていた。
妹がママに会う為に見舞いに来るのは分かるが、何故わざわざ嫌がらせするのかその時の私には分からなかった。
実は妹は付き添いで母が病院に泊まってるのが気に入らなかったのだ。
「ママー!ママがいない!バカの小姉は狡い!ママを独り占めするな」
と夜に泣き叫び、怒った父に
「なんでママがいないか理由を考えろ」
と家から閉め出された。
妹の号泣と叫び声を聞き、近所の人が虐待を疑い集まってきた。
「こいつがイタズラしたせいで真ん中の娘が怪我をして入院した!妻は付き添いで病院にいる」
と父は説明して近所の人たちは解散。
なんだかんだで隣のおばさんが取りなし妹を家に入れたらしい。(姉談)
それから妹はママに会うのと同じくらい私に嫌がらせをするのが楽しみなったようだ。
姉は塗り絵騒動以来、妹を連れて来なくなったが父が妹を連れてきた。
(ちなみに姉は妹が持ってた手提げの中身は知ってたが私から横取りした物とは知らなかったようだ)
腕を吊り、ただ天井を見ている私。
見舞いに貰った玩具やお菓子を妹に渡す母と、それを私に見せつけながら食べたり遊んだりする妹。
そんな光景を見た父は翌日、私に包装紙に包まれた箱を差し出してきた。
喜んで包装を解こうとする妹を父は止めたが右腕を吊ってる私には包装は解けない。
姉が包装を解き、私の前に置くと箱を開けた。
それは小さな流しと食器がセットになったママゴトセットだった。
「これは×子(私)の物だ。・子(妹)は触るな、遊ぶな。渡すんじゃないぞ」
と母と妹に言い渡す父。
「ママー!」
母にすがる妹。
右腕が使えないので左手と足を駆使して遊び始める私を父は見守っていたそうだ。
(残念ながら私の記憶に残ってるのは遊んだ記憶だけで貰った事やその時の父の様子は後に姉から聞いた)
私にとっては幸せだったろうが妹にとっては修羅場だったろうな…この出来事。
あとはギブスを電ノコで切られた恐怖とか
手術室に入る際の恐怖とか色々あったがキリがないので割愛しますが
最大の修羅場は右腕に後遺症が残り右手の指がいまだにゆっくりしか動かせないのと、その事件の後の両親でしょうね。
私が骨折した事と、お仕置きで閉め出された妹の悲鳴と号泣で在らぬ誤解を受け、
私が通ってた幼稚園の保母さんが家庭訪問に来るわ、周囲から変な目で見られるわ、役所の職員が来るわ、大変だったみたいです
諸悪の根源は母親じゃねえか
>>645
妹がクソガキすぎて読んでてめちゃくちゃ腹たったわ
コピペだったらまとめのコメ欄探して読もうかと思ったけどコピペじゃないのね
父と姉がまともでよかったけど母が結構毒では?
>>647
そうだな
母親が毒
で、妹は異常者
確かに母は毒親だと思います
母は「わざとじゃない。悪気はない。親になったら分かるが子育て中は無我夢中だから色々行き届かないのも仕方ない」と言ってますがね
叱らない育児で育てられた妹は現在ニートかつ家族の前では暴君ですしね。
離婚するまで母が妹を叱らないから父がその分叱ってましたが、離婚後はもうペットみたいに母が溺愛してましたし。
当時の話を母に聞いたら
・バス通りを歩いてる時に殴った理由→あの時は動転してたから……でも悪気はなかった
・塗り絵などを妹に渡した理由→どうせ右腕が使えないのだから遊べないでしょ。それなら妹に渡した方が合理的。
病院で食事は管理してるんだから菓子も食べさせられない。
・ならママゴトセットも取り上げれば良かったじゃん→親父に止められたし、右腕を吊ってても左手や足で遊べるようだから
・妹を叱らなかった理由→上と真ん中の育児を失敗したから。
上はしっかりしすぎて子供らしくなくて可愛いげがない。
真ん中は頑固でパパっ子でやはり可愛いげがない。本当は中絶するはずだった子なんぞ可愛くない。
下はママーと甘えてきて可愛い。
一番慕ってくれてる子を叱れない
離婚後はパパと暮らしたの❓