一人暮らしを始めた頃の話。
女装が好きで、どうしても親元を離れて自由に女装がしたかったので、親元を離れる理由に
「自分の力を試してみたい」
なんて偉そうなこと言って親を説得して一人暮らしが始まった。
引越しが終わり荷物も少なく直ぐに片付いた。
早速女性用下着を身に着け悦に入って楽しんだ。
引越しのため翌日も休暇を取っていたので明後日の朝まで女性で過ごせることに興奮していた。
ただ、引っ越したアパートには風呂が無い。
近所に風呂屋があったので翌日行けばいいや・・・
暢気に構え、近所のスーパーへ食材の調達。
これが済めば明日の夕方風呂屋へ行くまで男の娘。
朝起きて、ブラジャーとパンティー姿の自分を鏡に映して感激していた。
風呂屋は3時から・・・
一番風呂を楽しもうと男モードに変えて風呂屋へ行った。
意外に人が多かった。
若い男性が私だけだったからか、洗い場で横を通る人が一様に私の後姿を見ながら通り過ぎていく。
最後に湯船に浸かっていたら、初老の男性が後ろから声を掛けてきた。
「兄さんは見ないね。この辺の人かい?」
そう言われて振り返り
「いえ、昨日こちらに引っ越して来ました」
会話はそれだけだったが、もう一言言いたそうにしていた・・・
お先にと声を掛け脱衣所へ・・・
バスタオルで全身を拭いて、髪を乾かすために洗面台が並ぶエリアへ移動・・・
横の鏡に映る自分の姿を見て震えた。
なんと二日間着けっ放しだったブラジャーの着用痕が、少し赤くなってめり込んでいたラインがクッキリと残っていた。
肩に掛けていたタオルで隠したが時既に遅し。
風呂場では多くの人が私の背中に残る男性にはありえない線を確認していたと・・・
そう思うと顔から火が出る恥ずかしさを感じた。
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