従姉が小3の時の話。
従姉と友達数人で幽霊の絵を描いて遊んでいた時、着物姿で髪の長い女の幽霊を描いたらしいんだけど、小学生とは思えない程リアルに上手に描けたらしく、みんなでキャーキャー言って盛り上がったいた。
その時、1人の子が急に青ざめた表情になり、みんなで
「どうしたの?」
って聞いたら
「今、この絵によく似た女の人が後ろから来て、これを置いて(教室の後ろの扉から)出て行った」
と言った。
彼女が指さす机の上には髪の毛の束が置いてあった。
ポニーテールを根本からバッサリ切ったぐらいの長くて大量の髪の毛の束だったらしい。
従姉たちはすぐに担任に報告。
先生はいじめで被害者の髪を切った犯人が置いて行ったものと判断して(幽霊の絵によく似た着物姿の女の人と言うのは信じてもらえなかったそう)、まずは切られた子(あまりにも大量の髪だったので、すぐに見つかると思ったらしい)を探したが、クラス内には該当者なし。
同学年でも該当者が見つからず、切った子に名乗り出ろと言っても名乗り出るわけもなく、とうとう学校中で被害者探しをすることになった。
従姉より1学年下だった自分のクラスでももちろん
「3年●組で切られた大量の切った髪の毛が見つかった。髪を切られた人、切った人はいないか?」
と先生に言われたよ。
結局犯人も被害者も見つからず、事件は迷宮入りとなった。
従姉は髪の束を置いて行った人物を直接見てはいないけど、目撃した子は本当に青ざめて怯えており、嘘を言っているようには見えなかったと言っていたよ。
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