祖母の家の隣に駐車場があったんだけど、そこの奥に不自然なコンクリの建物があった。
母に詳しい話を聞くと、昔駐車場の敷地いっぱいに立ってた豪邸の座敷牢だった。
なんでも40年以上前からあったらしい。
そんな古い建物が壊されなかったのは、壊そうととした業者が死んでしまったからだそう。
そこで母は小学生の時、友達を引き連れてその座敷牢の鉄格子の前まで行き、緩んでいた鉄格子をずらして中に入った。
すると白い物が見え、何かが動く音がした。
母たちは逃げて、その日は終わった。
後日、母はもう一度座敷牢まで行った。
すると、緩んでいた鉄格子が土に埋まり、全く中に入れなくなっていた。
私も1度近づいて鉄格子を見に行ったが、半分以上は埋まっていた。
そしてある日事件が起きた。
母が寝坊して慌てて家を飛び出したとき、ボンっと爆発音がした。
それはあの座敷牢の後ろにある住宅からだった。
なんとその一家の妻が朝っぱらから爆発自殺をしようとしたらしい。
嘘みたいだけどまじ。
結構ニュースにもなってたそう。
そんないわくつきの座敷牢があった駐車場がついに、マンションを建てることになり取り壊された。
23区内だからみんな注意してね。
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