本屋に勤める友人から聞いた話。
ある日の閉店間際に一人の男性が店にやってきた。
購入した本が不良品だったので返品させて欲しいと。
レシートはありますか?と聞くと
「購入したのは妻なのでわからない。 処分してしまったのではないだろうか」
との事。
POSで確認すれば大丈夫なので購入した日と大まかでいいので時間を 教えてくださいと聞くとこれも曖昧で○日か△日あたりと言われたので 確認してみるもデータは無し。
店長に聞いてきますと報告すると、顔色が変わった店長。
ハイ、わかりますね。その本は万引されたものでした。
その男性に説明すると
「まさか。言いがかりではないのか」
と反論。
すると店長が防犯カメラのデータを出し、女性がベビカを押しながらその本を手に持って 店内をウロウロして、死角になった場所から出てきた時にはその本は手から消えていた映像を見せた。
姿を見て何か思う所があったのか、男性は本と名刺を置いてその日は帰っていった。
で、後日泥と共に謝罪に来た。その後の対応は店長一人でやったので どんな処分になったかは不明。
ただ、常習だったらしく、芋蔓で出てきた被害額は5ケタに突入していたそうだ。
ちなみにその本は不良品ではなく、音が出る絵本だったため単に最初に入っている
電池が切れてきて変な音になっていただけだったそう。
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