あんま面白く無いし怖くも無いけど、目覚めてしまったんで書く。
自分は古いマンションに一人暮らしで、ITドカタやってて良く3連徹とかでヘロヘロになって家に帰ったり、家でぶっ倒れるまで設計したりって生活。
多分弱い奴で3日、強者でも5日寝ないと、モロに幻覚・幻聴が起きるのは経験者なら知ってるだろう。
っで、某保険代理店システムでトラブってた時、天上の角をズルズル移動する塊を何度も見た。
最初はデカい蜘蛛かと思ったんだけど、何度か直視出来た事があって、それは髪の毛の塊だった。
っつか、ぶっちゃけヅラ。(一応断っておくが、ネタでは無い)
だけど、前述のとおり徹夜続きのテンパっての作業中なんで、毎度の幻覚としか思わなかった。
見覚えのある髪型で、それは俺が長期出張中に辞めた部下の、日本人形みたいな真っ黒のオカッパ。
その子は、俺が帰社する日は深夜になっても必ず待ってくれてた、可愛い後輩だった。
だから、そのヅラが出没する度に
「久美ぃー!」
って声掛けてた。
ある日、いつも来てくれるエホバの証人の、聖書にすげぇ詳しい人が訪問。
(俺は聖書研究が好きで、矛盾点やら異文をヘブライ語やギリシャ語の写本から分析する趣味がある)
俺は聖書原理主義ってのに問題を見出してて、エホバの人もそれを理解
その上で共に勉強会をしてるんだけど、微妙に怖がられてた。
いつも3時間ぐらい、あーだこーだってやるんだけど、その日、例のズラが天井に出てきてついいつものクセで
「久美、こら!出てくんなって!」
って声にだしてしまった。
っで、ズラは天井をズルズルと移動して奥に入って行った。
エホバの人「・・・今のは?」
俺「ああ、ときどき出て来るズラ。・・えっ!見えました?アレ幻覚やと思ってたんやけど?」
エホバの人はそれ以来、来なくなった。
最悪なのは、ズラもあれ以来出てこない。
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