ひいばあちゃんが『 くも膜下出血 』で倒れてから脳血管性認知症と半身麻痺でばあばが7年間毎日のように介護をしていた。
その姿をみてから看護師を目指すようになった
今、看護学生をして4年目の私はちょこちょこひいばあちゃんの様子を病院へ見にいくたびに、日に日に悪くなっていることを感じていた。
腫れて指圧でも戻らない足
顔も腫れていた。
呼吸も下顎呼吸だった。
“あぁ、1週間持たない。”
私は分かっていた。
自分の親にはもう1週間も持たないよ
そう伝えていたが、ばあばが可哀想でばあばには誰も言えなかった。
1週間後、やはりひいばあちゃんはなくなってしまった。
誰一人ひいばあちゃんを看取れなかった。
看取ってくれた看護師さんによると血圧、脈拍が落ちてきてすぐだった。と。
お通夜の日親戚を含めて30人を超した人が集まった。
ひいばあちゃんが好きだった鶴をなぜかひたすら私は折っていた。
折り紙の1枚の中にひいばあちゃんへメッセージを書いた。
それを見ていた親戚一同が折り紙の中にメッセージを書いて折りはじめた。
棺の中へ100羽近くの鶴を入れてひいばあちゃんを見送った。
私は火葬場で崩れるように泣いた。
それから2日から3日にかけた夜のこと。
22時くらいから大雨と激しい雷が鳴った。
天気予報には晴れとあったのに不思議な天気だった。
そして明け方。
Twitterで市内の高校生の男の子がバイク事故で亡くなったというニュースを知った。
それから2日くらいたってじいじ、ばあばの家に、一家が集まって、ひいばあちゃんの思い出話が始まった。
するとじいじが口を開く。
『 みんなでメッセージを1人1人書いただろう。じいじはな、こうやって書いたんだよ。ひいばあちゃんにお願いをしたんだ。 ” あの世というものを見たならば、3日以内に大雨を降らせてください “と。』
みんなが息をのむ。
『 え、待って。この前の大雨と雷って、2日目から3日目にかけた夜だったよね??あの夜、高校生の男の子がバイク事故で亡くなったってTwitterで….』
みんなが私を見る。
私は鳥肌が立った。まさかと思った。
『 じいじは確信したぞ。あの世はある。 』
絶対かどうかなんて分かんないけどきっとそれは、ひいばあちゃんの合図だったのかも私はそう思っている。
だけど、雷鳴ったら押し入れに隠れて寝ていたひいばあちゃんが大雨にプラスして雷まで鳴らした時点でう~んと思うけど
高校生の男の子まで連れていったとしたらちょっとやり過ぎだと思う(笑)
–END–
『Chaba.(年齢19歳・♀)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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