平日の微妙な時間帯の電車内。
チラホラ空いている席が目立つ。
前に座っていた小学生低学年くらいの女の子が、先日学校であった行事での体験を楽しそうに母親に話していた。
微笑ましい。
駅に着くと旅行者らしきおばさん(50代そこそこ)数名が大きな声で話しながら乗車してきた。
「あら!ちょうどあいてる!」
「よかったわ~!座ろ座ろ!」
なんて言いながら足下に荷物を置き、おかしをバリバリ食べ始めた。
口からお菓子をボロボロこぼしながら尚も大声で話し続けるおばさんたち。
女の子はおばさんたちが乗車してくる前までは小さな声で母親と話していたのに、おばさんたちの声の大きさにかき消されて段々大きな声になっていった。
いい加減母親が女の子に声の大きさを注意するが、おばさんたちにも聞こえていたようでムッと母親を睨んだ。
あっという母親の表情。
車内の雰囲気か一層悪くなったところで女の子
「お母さん!!なんてこと言うの!”お年寄り”はね、お耳が悪いの!だから声が大きくなっちゃうのは仕方ないんだよ?それにね、視野(?)も悪くなるの!だから周りに人がいるってわからないの!迷惑かけてるってわからないの!でもそれは”おばあちゃん”になると目やお耳が悪くなるからなの!仕方ないでしょ!?それなのにお母さんは…」
先ほどの会話の内容が先日あった行事、老人ホームでのボランティアのこと。
きっとそこで学んできたんだろうね。
おばあちゃんは、お年寄りは…と繰り返していた。
おかげでおばさんたちは俯いて静かになったし、向かいに座ってたサラリーマンは、吹き出したのを誤魔化す咳払いでむせて大変そうだった。
それ見て笑うJK…と連鎖していきもはやカオス状態の車内。
もれなくわたしも吹き出した。
注意するにできない母親が一生懸命しーしーってやっててちょっとかわいそうだったけど女の子GJ(笑)
コメントを残す