高校生の時に、お客様をお見送りする為に居間から玄関まで小走りをした際に居間と上がり待ちの間の鴨居に額をぶつけその反動で体が浮き下の敷居に背中から落ちた。
(ラリアットの支点が額に変わったような感じ)
部屋の境目で運悪く段差だった為に丁度角に当たった様で落ちた瞬間にボキっと鈍い音が俺には聞こえた。
しかし家族に伝えても誰も信じなく、そのまま放置された…
一時間後位に立ち上がろうと思い、掴まり立ちしたその時自分の足が全く動かない事に気付いた・・・。
その後医者に連れて行かれ、背骨の横突起が三ヶ所骨折し推骨二ヶ所にひびが入っていた。
足は骨折時の衝撃で一時的に神経が圧迫されたかららしい。
その日から入院する事になり、コルセットの代わりにさらしを巻いて一晩過ごしたが医者に言われた、
「寝返り等で推骨のひびが割れたら下半身不随になるよ」
という言葉に、身動きと一睡も出来ず夜明けを迎えた。
翌朝、一つ上の姉が走って病室に入るなりほほを赤らめながらこう言った…。
「昨日計算したんだけど!あんたの背骨には瞬間的に約1.2トンの衝撃が加わった事がわかったの!!」
めっちゃ嬉しそうな姉貴の顔が一番衝撃的だった。
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