俺がまだ中学生だった時の事
修学旅行まであと2週間弱って時はやっぱり少なからずワクワクするじゃん。
E君が
「何持ってく!?」
とか盛り上がったり、かと思えばK君が友達に
「俺、アイツにコクろうと思うんだ」
とかしんみりしてたり。
で、俺はというと、中二病全開だったから、
「別に・・・フン、たかが修学旅行で・・・」
とか言ってたんだよ。
で、当日。
というより、二泊三日での2日目の夜かな。
皆二日目は最後に花火とかやるのよ。
で友達が
「ヤベーッ!」
とか言ってるのよ。
俺の好きだった女の子が俺に話しかけてくるんだよ。
「なんで線香花火しかしないのー?」
そこで一言
「俺には派手なモンは似合わないんだ」
と。
今思ったら笑っちまうわ。
でもその子は
「そんな事ないよ?だってT君(俺)優しいんだもん」
何も言えなかったよ。
凄い嬉しかった。
告白までは踏み出せなかった。
俺は孤独でいいんだ とか思って。
でホテルに戻って、K君が俺に
「なぁ、頼みがあるんだ」
て。
「お前と話してた女子の事なんだけど」
俺はもう最高にカッコイイ了解文句を用意してた。
きっとKはあの子が好きだから。
俺はだまって道を譲ってやろう。
K「俺、お前が・・・好きなんだ。あの子より多分俺の方がお前を」
俺「ふぅ、今回の一度きりだぞ」
K「一度・・・?」
「アッー!」
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