小学校にエレベーターがあった。
それは重い給食の鍋とかご飯を運ぶ為の物で給食のおばさんや教職員以外は利用してはいけない物だった。
当時エレベーターガールとかバスガイドに憧れていた私は喪友を誘い、放課後のクラブ活動終了後の人がいないのを見計らってエレベーターのボタンを押し、こっそり乗った。
「上へまいりまーす♪次は2階、おもちゃ売場でございまーす♪」
とエレベーターガールごっこをして友達と大盛り上がりした。
しかし、3階に着いた時にその楽しい時は終わった・・・
「次は3階、子供服売り場でございまーす♪」(ドア開く)
目の前には怖い事で有名な6年生担当の男の先生がいた。
「コラー!」
怒鳴る先生。
私達をエレベーターから引きずりだそうとする先生。
私はビビって屁をこいて、先生が乗り込んだと同時に私たちはエレベーターから出てドアが閉まった。
(先生は私の屁の入ったエレベーターに密閉?された)
私達は急いで学校を飛び出し、その日は逃げ切ったつもりでいた。
しかし、その次の日にあっさりバレて散々怒られた。
先生からは
「大人しい子だと思ってたのに、屁をこいたエレベーターに閉じ込めて逃げ出すなんてお前は忍者か!」
と怒られた。
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