中学の頃、特定の女子の持ち物だけが無くなるという事件が続発した。
ホームルームで担任が
「正直に名乗り出てくれれば、罪を問うようなことはしない。君たちの良心に訴えたい」
と言い、全員に机の上に伏せて目を閉じるように指示してから、
「○○の物を盗んだ人は、正直に手を挙げなさい」
と優しく言った。
10秒くらい経過してから、
「・・・はい、手を下ろしていいよ。今回のことは先生が弁償しておくから、もうそういうことをしてはいけないよ」
と担任が優しい声で言った。
「はい、皆さん顔を上げて目を開けてください。本人も反省しているようなので、今回は罪を問うことはしません。何よりも先生は竹内の正直な気持ちが嬉しかった。あ、いやその・・・・」
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