母親が癌でモルヒネ投与してたし、もう先が長くなかったから個室にしてもらって、アニキが昼間、夜は私で付き添いしてた。
(父親は前の年に永眠してたので、残された私たちで付き添い)
いつもは朝の検温のナースで起こされてた私だったけど、ふと朝5時ごろ目が覚めた。
酸素マスクから漏れる音がうるさくて4時ごろ寝付いたのに、だ。
寝てらんねーな・・・とかぼやきつつ、缶コーヒーを一口。
その時、
「血圧下がってるよー」
って耳元で幼い男の子の声が!!!
・・・寝起きだったし、単調な音がずっとしてたわけで催眠状態に陥りやすい環境だったから、単なる幻聴だったかもしれないけどね・・・。
でも、検温の時に、本当に血圧が下がってってビックリした。
その日に母親は永眠した。
でも、あの声ってなんだったんだ? フシギダ…
ほほ
黙祷
ポポプラジル
その、不思議な声で、たすかったんじゃないんかい!
ねえ、永眠、こっち向いて、恥ずかしがらないで、もじもじしないで、お願いよ