今から十数年前、本当にあった話です。
私は、体験者Aから直接話を聞いたという友人から聞きました。
某大手広告代理店に勤めるAとその友人は、ベトナムへ旅行しました。
旅の最終日、道端の屋台で食べた血の煮凝りのラーメンは、大変美味だったそうですが、恐怖は帰国後に訪れました。
激しい嘔吐と下痢、40度を越す高熱。
Aとその友人は同じ症状で苦しみます。
家庭医学書で確かめた所、コレラではないか…と思われます。
普通なら、そこで二人して病院へ行くところですが、もし伝染病に感染していることが知れたなら、自宅はもとより職場も消毒され、多大な迷惑が掛かると思い、彼女らはそのまま仕事を続けたそうです。
激しい下痢の為、ついには便が白くなったそうで、職場の同僚たちも、次々に感染
「なんか、最近腹具合が悪く」
などと言いつつ、誰一人病院に行かず発覚はしなかったそうです。
幸い、死者は出なかったそうですが、この話を聞いた時、マジで洒落にならん!と思いました。
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