流血注意。
小学生にあがる前の事。
仲の良い幼馴染と遊んでて、おもちゃのネックレスがちぎれてしまい、糸に通してあった大き目のビーズ(八角型)が弾けた。
その一つを何と無く鼻に突っ込みんで見たら取れなくなり、幼馴染に助けを求めて鼻の中をみてもらっている最中にデカイくしゃみを連発してしまい、幼馴染の顔に大量の鼻血とともにビーズを大放出するという事件が発生した。
号泣する幼馴染に謝り倒し、なんとか今も友達でいてくれている。
先日夜行バスにその幼馴染と乗っていたところ、深夜の静かなバス車内に響く幼馴染の寝言で、目がさめた。
「もうやめてよー約束したでしょーもおーー」
と苛立った様な泣きそうな声で唸る。
慌てて起こし、バス降車後に話を聞くと
「あの時の鼻血ビーズの夢を見た。実はあの事件の血の噴射の光景が忘れられなくて、たまに夢に見る。毎回止めても鼻の穴にガンガンビーズを詰め込んでいって血と共に飛ばしてくる」
という。
自分では忘れていた位の出来事なのに、幼馴染は夢に見るほど苦しんでいたとは思わなかった。
夢では少し私が進化しているようだけど、きっかけは私のせいだし申し訳ないし恥ずかしいしで謝る事しか出来なかった。
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