学生の頃
俺が2000円貸してたツレが久しぶりに家に来た。
そいつは一晩泊まっていって、帰り際に
「あの金、近々返すから・・」
といって出ていき、その3日後バイクの事故で死んだ。
しばらくして、久しぶりにソイツの家の近くに行ったとき、生前よく一緒に行ったパチンコ屋へ入った。
ところが、俺の座った台は壊れていて、チャッカーに入ってもないのにジャンジャン玉が出た。
てきとーなところで、隣のひとに
「この台壊れてるからやってみなよ」
と言って俺は景品交換へ行き、帰り際にもう一度さっきの台を見たが、
「ぜんぜんシブイよ、これ。壊れてないよ!」
と言われた。
「あっ、金返してくれたんだ・・・」
俺はひとり泣いた。
で、返済額はいくらだったの。