当時は野球部で、日曜日にとある学校に練習試合に行った時のことです。
試合前に漏れたちが練習をしていたら、突然、野球場に剣道着を着て、面とか胴をつけた2人組みが現れました。
おそらく、教師と生徒だったと思うんですが、するとなぜか、漏れたちが練習をしている野球場で、剣道のマジ稽古を始めたんです。
「キエー!」とか生徒が奇声を上げて教師に挑むんですが、逆に竹刀でボコボコにされて、足腰が立たないくらいになって、地面に倒れこむとそれを教師がけりました。
面を被っていたので表情は見えなかったのですが、恐らく生徒は泣いていたでしょう。
息を切らして、泣きながら、教師に向かっていきました。
約10分間位、壮絶で過酷な稽古が続きました。
漏れたちは練習するのも忘れ、ポカーンとその稽古を見ていました。
壮絶なぶつかり稽古を野球場で終えると、何事もなかったかのように体育館(道場?)の方に帰っていきました。
漏れたちは練習ができないまま試合に臨み、負けました。
なんでわざわざ野球場であんな稽古をしたのかと思うと、今でもガクブルします。
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