こないだの話。
電車で高校の時の担任と教頭に偶然会った。
卒業してからだから2年ぶり。
「お久しぶりですー」
なんて言葉を交わしたあと、何故か教頭がヒートアップ。
教頭は
「大学は楽しい?」
「サークルは何やってるの?」
などと質問攻め。
それでも私はサークルの飲み会あとで機嫌もよく、ニコニコしながら受け答えしていた。
そしたら教頭、さらにヒートアップ。
最近の就職状況がどうだの、政治がどうだのと批判の嵐。
私はそういうオジサン特有の批判じみた発言が苦手なので、途中からあんまり頭にも入らず、ただ苦笑いで話を聞いてた。
で、私が
「あ、次の駅で降りるんで」
と言って、立ちあがったとき
「私は悲しいんだ。こんな輝いた笑顔の子たちの活躍できる社会が、未来が、危ぶまれてるなんて。」
と言って涙を流していた。
私も思わずもらい泣きしてしまいそうになった。
「がんばります」
とだけ言って電車を降りた。
ぶっちゃけ高校時代、教頭とは全然関わらなかった。
それを少し悔んでしまった。
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