大学生時代、ガールズバーでバイトしていた私。
貧乏学生だったため、毎日自転車で出勤していたのだが、ある日のバイト終わり、バイトがバイトなので夜中の2時3時の帰宅中に悲劇は起こる。
その日も、バイト先に合うようなドレッシーな洋服をまとっていた私。
(基本的に服装は自由ではあったが、ジーンズはNG、なるべくお客様にウケる格好)
しかし私の自転車は、服装にまったく合わないクロスバイク。
真っ暗な夜道を、スパンコールがちりばめられた服をまとって颯爽と走っていた。
しばらくすると前方に何かの工事か行われていて、地面にはたくさんのコードが縦に走っていたのだが、 なんとなしにそのコードを乗り越える時、私自慢のクロスバイクはコードを乗り越えきれずに、そのままコードにそってズシャーーっとすべっていった。
真っ暗闇の中、こんなに人がいたのかと思う程たくさんの、工事のおっちゃん達がワラワラとやってきた。
スパンコールは散り散り、履いていたストッキングも穴だらけ、、そんな私をただ見つめるおじさん達。
(見せもんじゃねーっ泣)と思いつつ、サッと立ってまたクロスバイクにまたがり私は暗闇へと消えていったのだ。
お家に帰り、えぐれた両膝が痛過ぎて、自転車もたててくれなきゃ声もかけてくれないおっちゃん達が恨めしかったが、鏡にうつった自分をみると、穴だらけのストッキング、ボサボサの髪に、セクシーな服…
なんとも言い表せない怖さがあった。
逆に怖い思いをさせたおっちゃん達に謝罪したいくらいだった。
ごめんなざぁぁあああああぁあああい!
申し訳ないが爆笑!
天国生まれの天国育ちではこんなものですかね えぇ・・・・・・・
あなたは悪くない