去年、祖母の家での話。
部屋でマンガ読んでたら本持ってた左手に何かがいきなりボトッと落ちてきた。
それはミイラみたいな干からびた体をした裸の気味悪い顔の女だった。
体長5cmくらいのそれはゴキブリみたいにシャカシャカと手→机→壁→天井へ。
呆気にとられてた俺は慌てて本を天井に投げつけると、ソイツは天井の隅のスキマから消えた。
あまりの出来事にまだ天井の見上げたままでいると、ソイツがまたスキマから見えた。
なぜかこっちを見てるみたいな雰囲気だったので、すぐにガムテープで天井のスキマというスキマをふさいだ。
あの変な虫が一匹でもまだ身体に張り付いていないか心配だったので、すぐに風呂に入って、俺だけ先に実家に帰った。
あいつは多分、俺の居た部屋の仏壇から出てきた気がする。
今だに正体不明。
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